今回ご紹介したデータは、小社が収集した膨大なデータの一部です。まだまだ細かい購買心理データが奥深くにあることも事実です。

しかし、前述した「出雲人の購買パターン」は非常に興味深い「本質の一部」をついたものです。繁盛店に生まれ変わるためには、まずこの、出雲人特有の大きな購買特性を知り、これを戦略的に活用することが重要なのです。

繁盛店になるための「戦略の3原則」

しかし、繁盛店になるためには、これらの購買心理データを活かすための「戦略の原則」を学ばなければなりません。それは、次の3つです。

(1)ナンバーワン主義
(2)勝ち易きに勝つ
(3)一点集中

上記の原則をまとめると、次のようになります。

どんな小さな分野でもいいから絶対に人に負けない武器を持ち、その武器を駆使して、その分野に全勢力を一点集中する。そして、その分野で圧倒的なナンバーワンになること。

「武器」とは前述した「ウリ」のことです。
ウリのない店には人は集まりません。しかし、世の中にはウリのない店がたくさんあるのです。まず、ウリを作ることから始めましょう。今回のデータ分析からすると、例えば飲食店の場合には、「味」、「手頃な価格」、そして「メニューの豊富さ」といったものがウリの分類になります。あなたのお店にはこういった出雲人が欲するウリがありますか? なければ今すぐ作り出さなければなりません。そして、その「ウリ」を徹底的に強化し、そのウリで出雲NO1になればいいのです。それが勝ち方の大原則なのです。

口コミ戦略の活用

そしてさらに、繁盛店になるためには、購買心理にあった「口コミ」を徹底活用するのです。 口コミに勝てる販促ツールはありません。それは最強なのです。そのことは、出雲の消費者がこのアンケートを通して完全に証明してくれました。

商売繁盛の公式とは?

そして最後に、出雲での商売繁盛の公式をご紹介したいと思います。

商売繁盛=消費者心理データ(マーケティング)×「ウリ」×「戦略の3原則」×「口コミネットワーク」

終わりに

出雲の消費者データを、地道に収集、集計・分析し導き出された結果は非常にシンプルなものとなりました。お一人お一人が親切に答えてくださった貴重な資料から、出雲の明るい未来が見えてきたような気がします。

アンケートの趣旨は「出雲をもっと楽しい街にするために」となっておりました。ご協力頂きました方々に心から感謝すると共にこれを出雲の発展のために役立てていきたいと存知ます。最後まで我々の小冊子をお読みいただきありがとうございました。末筆となりましたが、皆様の事業の益々のご発展をお祈りいたします。

浜村専務のブログ

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